【スペイン巡礼1日目】サンジャンピエドポーにてクレデンシャル発行と初のアルベルゲに泊まる【カミーノデサンティアゴ】
800kmの巡礼の旅を次の日に迎え、つかの間の休息中の
りゅう。(@gitalog)です。フォローしてくれるとめっちゃ喜びます!
そいでは今日のブログは明日から本格的に歩き始める前のつかの間の休息。
サンジャンピエドポーでの生活の様子をお届けしようと思います。
巡礼に必要なクレデンシャル(巡礼証明書)の発行の過程や初めて泊まったアルベルゲ(巡礼者に提供される簡易宿泊施設)での様子、街の様子などをメインにブログを書いていこうと思います。
それではお付き合いのほどよろしくお願いします。
巡礼事務所でのグレデンシャル発行
昨日の記事の続きの話になります。
バイヨンヌの街から電車でサンジャンピエドポーに着いてからはその足で巡礼事務所によって
カミーノデサンティアゴの巡礼に必要なクレデンシャルという巡礼証明書を発行してもらわなければいけません。
これがないと巡礼者用の簡易宿泊施設『アルベルゲ』に泊まることができません。
電車から降りて駅を出てからその足で巡礼事務所に向かいます。
駅から出て地図だと思った掲示板を発見したけども、全然わからない。
ちなみに携帯にSIMは入れてないです。なので天下のGoogleマップは使えず。
今後必要なら大きな街でsimショップを探す予定です(バイヨンヌで見つけたけどコミュ力低過ぎて諦めましたw)。
駅から出たら他の巡礼者も目的は同じなので素直に後をついて行くことにしましたw
こんな感じでゾロゾロと隊をなしてみんな同じ方向に向かって行くので初めて来た人でも迷わないです。
一番先頭の人が道を間違えてたらどうしようとか、不安はありますけど。
隊からはぐれないように頑張ってついていきます。
少し進んで行くと、町全体を囲ってる砦なのか門の入り口に到着します。
ここまでくると巡礼事務所まではもうすぐ。
駅から10分ぐらいあるきました。
(地図だとこの位置に巡礼事務所があります。)
もう10分かからないぐらい歩くとお目当ての巡礼事務所に到着します!
あの電車に乗っていた巡礼者がみんなこの巡礼事務所に集まったので結構な列が並びます。
到着した時間ば微妙なので巡礼事務所が開く13時30分まで待ちます。
待っていある間にも周りの巡礼者同士が仲良く会話してて、ひとりぼっちの僕はなんだか取り残されて感じ。
ここで並んでいる巡礼者とはその後、何度か巡礼路上で出会うことになります。
巡礼同期仲間です。この時点で今後の巡礼の旅の楽しさの3割ぐらいが決まると言っても過言じゃないですw
結構みんな熱心に説明を受けている。二人のグループだと二人呼ばれて一人だと一人づつ呼ばれて行っています。
他の人のブログで読んだ情報だと初日の難所である『ピレネー山脈越え』の注意事項を聞いたり、
なんか宗教的な質問を受けていたりと、そんな前情報があるだけに緊張します。
中に入ると計りがあるので自分のバックパックの重さを計ってみます!
そしたらなんと18kg!
前日にバイヨンヌで3〜4kg送ったのにまだ重いぞ!(重た過ぎて泣きそうなので後にナバレテでもう3kg送ることになります。)
計りの横にこういう注意書きが書いてあります。
『自分の体重に対してこの重さが適切ですよ〜』っていう早見表です。
女性でした自分の体重の15%以下、男性だと20%以下におさえると標準的な重さになります。
僕は約65kgの体重なので13kgのバックパックが標準的な重さだということが一目でわかります。
よゆうっで越えてますねw
次回はその重さを目指しますw
やっと僕の番になりました。
僕は一番奥の赤い眼鏡をかけた元お兄様の所に。何言われるんだろう。。ドキドキ
ドキドキしていた割に、案外あっさり終わったw
みんなピレネー山脈越えの注意事項の紙とか見ながら長時間話してるんだけどなぁ
日本人だし、英語もままならないからサクって終わったのかな。
ここでの会話の内容をざっくりまとめてみると
・パスポート番号、名前、生年月日を記入
・クレデンシャルの発行手数料で3€ほど払う
・各種資料(ピレネー山脈越えの注意書き、モデルコースの案内、アルベルゲのリスト)
『各種資料はこの三ジャンピエドポーでしか貰えません。アルベルゲのリストは他の街では1€ぐらいで売っています。』
そんなところです。この紙は〜が書いてあって、あとで確認してね。ぐらいの事務的な内容で終わったw
本音はピレネー越えの注意書きを元にもっと説明して欲しかった!だって結構心配なんだもん!
この巡礼事務所は公営(ムニシパル)のアルベルゲと併設されてるので、街に出て探すのがめんどくさいから
ここに泊めてって行ったけど、うまく伝わらなくて
「この紙にアルベルゲの情報書いてあるから自分で探して」って言われました!
なんとか無事クレデンシャルをゲットできたけども、なんだか煮え切らない結果となってしまいました。
これがサンジャンピエドポーのクレデンシャルです。
ちなみに今までスペイン語だと思っていたけど、フランスで発行したのでフランス語で書いてありました。
色々スタンプが押してありますけど一番左上にあるのがサンジャンピエドポーのスタンプです。
このクレデンシャルに泊まったアルベルゲや教会、Barでスタンプを集めることができます。
1日ごとに何キロ進んだら標準的かを一目でわかるモデルルートの表です。
高度表もついていて便利ですけど、僕はあんまり活用しなかったです。(後に紹介しますがガイドブックを買ったので)数社あるガイドブックごとにいろんなケースが存在するのでガチガチにこれの通りに歩かなくても大丈夫です。
自分の体力に見合った距離を歩くことが大事。
これも大きな街が目的地になっていないこともあるので
これはヘビーローテーションしました。めっちゃ便利!
左に街の名前、次にアルベルゲの名前、電話番号、ベッドの数、値段、営業時期(冬季休業中のところもある)などが一目でわかる。これとガイドブックの地図を見て泊まりたいアルベルゲの目星をつけていました。
項目の色が濃くなっているところが公営(ムニシパル)でその他は私営(プリバード)になっています。
ちょっと情報が古いのかこれに書いてある値段よりも値上げしているアルベルゲが多かったです。
巡礼も終盤に向かってくるとムニシパルとプリバードとの区別している色分けが無くなってきたり少し手抜き感が伝わってきます。
これがピレネー山脈越えの時に役に立つ『道迷いしやすいところが書いてあるマップ』
この地図もいちいち取り出してみるのが面倒くさいので、携帯電話で写真を撮っておいて心配になった時にその都度すぐに確認できるようにしておくと便利です。
僕はそうしたことによって道に迷うことなくピレネー山脈を登りきれました。
赤いラインが俗に言う『カミーノフランセス』フランス人の道。
巡礼者の大半がこの道にを歩きます。
道迷いしやすい箇所を書いてくれてる地図パート2。
初めて泊まったアルベルゲ?
続いてアルベルゲを探します。
巡礼事務所で写真を撮ったアルベルゲの表を携帯で確認して見てもさっぱりわからず。
巡礼事務所の前の通りに出ると何軒かアルベルゲがあるので手当たり次第にのぞいて行くことにしました。
実はフランスだけど、シエスタの文化があるのか
巡礼事務所を出てから14:00ぐらいなんですけどアルベルゲがオープンするのが16:00とかがほとんど。
かなり時間をもて遊ばします!
巡礼事務所の前の通りの様子になります。
Barやらアウトドアショップ、アルベルゲが数件あります。
みなさん時間を持て余してるのでアルベルゲがオープンするまでアルベルゲの前においてあるベンチで休憩しています。
僕も最初座って時間を潰していたんですけど、流石に何にもしていないで座っているのもしんどくなったので
この通りの中でも比較的オープン時間が早いアルベルゲを探すことにしました。
泊まったアルベルゲの情報
ざっくりメリット面とアルベルゲの情報を箇条書きにして見ます。
・アルベルゲの名前はGite Makil(ジート・マキラ)
・オープン時間も比較的早め。14:30からチェックイン開始してた僕は15時回ってからチェックイン
・巡礼事務所から比較的近い。
って言うか二軒ほど隣ぐらいw
・値段は高め25€
・最高の景色、ロケーション。
・部屋はかなり綺麗。
・4ベッドの男女共用ドミトリーだけど、カーテンや壁で仕切られていてプライベートな空間を確保できる。
ざっくり、メリット面とアルベルゲの情報をあげました。
デメリットといえば
・値段が高め
・キッチンが使えない(キッチンがあるんだけど鍵がかかっていて中に入ることができない)
とこんな感じです。それ以外の項目ではかなり満足しています。
巡礼初日を迎えるには最適な場所です。
youtubeの動画がありましたw
内部の様子を写真で紹介
それでは内部の写真を撮ってきたのでそれをご紹介したいと思います。
きになるお部屋のご様子です。
こんな感じに2段ベットが2つ。男女共用の4ベッドルームです。
僕の場合はカナダ人の親子3人組と相部屋でした!
全く知らない4人が集まるよりか家族とかのが安心できますね。
アウェイ感が否めないですが。。。
部屋かなり清潔感があります。
荷物を入れておけるロッカーなどがないから防犯対策はしっかりしておいたほうがいいですね。
僕は念のためパックセーフでバックパックを守りました。
こんな感じで各ベッドに電源とちょっとした物置がついています。
2段ベッドで四方に壁で囲まれてるし、カーテンが閉まる仕組みになっているのでプライベートは守られます。
プライベートが守られすぎてる点、少し寝返りをうったりガサガサ音が際立つ形にはなりますが。
こちらが共用スペース。
こちらも綺麗に掃除が行き届いています。目の前から見える山や町並みがとても綺麗に写ります。
景色が抜群です!
ベランダからの景色。すっごいのどかな感じ。ここにもう一泊してもいいかな〜って正直おもいます。
こんなに晴れているのに、翌日のピレネー山脈越えが嵐に見舞われることなんて誰が想像できることでしょうか!
ベランダ。喫煙所も兼ねています。
早速、僕がさっき洗濯した服を干しました。果たしてここに干していいものなのかわかりませんが
怒られたらやめればいいかな〜なんて思っています。
キッチンの様子。
このキッチンは扉がずっと閉まっていて使えず。
翌朝この宿のホスピタレイロ(受付の人)が朝食作るのに扉を鍵で開けて準備していました。
このキッチンは基本的に宿側しか使えないことになっているみたいです。
管理が難しいんでしょうか
写真に写っているウォーターサーバーで冷たい水は飲み放題。
電子レンジは使える。
簡易的な料理やインスタントの食品はこのアルベルゲで食べれる。
翌朝このカウンターに朝食が並びます。
ソファとテレビが置いてある。
特にテレビはつけることはなかったけど、フランス語だし
洗面所とシャワールームの様子。
めっちゃ綺麗。ちゃんとお湯も出ます。
鏡には写ってはいけないものが写っていますがお気になさらず。
ここでは洗濯はしてはいけません。僕は知らずに洗濯してしまいました。
あとでよくよく壁についてた注意書きを読んでこの事実を知りました。
宿の紹介はこんな感じです。
朝食抜きやベッドもそんなに気にしない人であればこれぐらいもっと安くてこれぐらい綺麗なアルベルゲを見つけられそうです。
サンジャンピエドポーのアルベルゲはムニシパルで10€ぐらいなので最低でも10€は覚悟しないといけないです。
荷物をおいて、少し落ち着いたら町歩きなどをしました。
アウトドアショップに寄ったり教会によったりです。
思いの外この記事が長くなったので
サンジャンピエドポーの町歩き関係は次の記事に書こうと思います。
とっても綺麗な町並みなので見応えがあると思います。
では!
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