【スペイン巡礼4日目】かなり辛かった!Zubiri(スビリ)〜Pamplona(パンプローナ)間の20km歩いた!【カミーノデサンティアゴ】
前日は美味しいスペイン料理に癒され、思ってたよりもカミーノデサンティアゴの巡礼の旅も快適に過ごせるんじゃないかと思っている。
りゅう。。(@gitalog)です。更新情報メインですが、フォローの方をよろしくお願いします。
今日はZubiri(スビリ)〜Pamplona(パンプローナ)間の20km歩きました!
この工程が地味に巡礼中1、2位を争うぐらい辛い工程でした。距離はそんなに多くないんですが重たい荷物を持って歩きなれてない中、3日間連続で長距離を歩くという初めての経験だったのです。
体の節々の痛み、豆ができそうな足、荷物が体に擦れて痛いと全身が悲鳴を上げてきたところでした。
最初の一週間は身体的にとにかく辛い、その後は体が慣れてきて2週間目からは精神的に辛いと言われてて
『本当に体が慣れるんだろうか。』と半信半疑になりながら歩いたのがいい思い出ですw
巡礼の旅が始まって以来の大都市なのでそれを楽しみに頑張って歩いて行きました!
では始めて行きます!
あと、これからyoutubeでスペイン巡礼の様子をアップロードするのでよければチャンネル登録の方もよろしくお願いします。
見ていただけると日々の励みになります。
Zubiri(スビリ)〜Pamplona(パンプローナ)まで20km歩いたよ!
7時40分 Zubiri(スビリ)出発
翌朝の7時40分ごろにズビリを出発しました。前日泊まってた宿の中のメンバーでは一番遅い出発でした。
朝霧に囲まれた幻想的な雰囲気の中出発です。幸い雨は降っていません。
前日に確認しておいた出発地点まで歩きます。こういう確認は毎日おこたりません。朝の迷わずに済みます。
巡礼に慣れるまでは明るい時間帯に出発します。暗い中歩くのが単純に怖いので
ちょっとした森の中を歩いています。この緑がとても心地がいいです。
今回のルートはアップダウンがなくて比較的イージーなルートだと思っていたんですが、意外とアップダウンが少ないのはマンネリ化してつらいです。単純にアップダウンがあった方が道のバリエーションも多くて、いろんな体の筋肉を使うので疲労の面を見てもとても楽です。
国道沿い
ススキみたいな林をを抜けて、ひらけた場所に到達します。単純にこの景色がいろいろ変わっていくのが楽しかったりします。
突如にして現れたひらけた場所。近くに工場があったから採掘現場?なのか工場に適した大地なのか。
明らかにスペインっていう感じがしない景色に驚きました。
ちなみに右端に写っているのは僕と同じ名前の日本語が堪能な台湾人『りゅう』さん。
8時30分 Illaratz(読み方がわかりませんw)に到着
歩き始めて程なくして1時間ぐらい、Illaratzに到着。読み仮名がわかりません。とりあえず調べて見ましたけど有力な情報は得られず。
アルベルゲが一個くらいしかないような小さな町?
しかも6人収容ってどんだけ小さいんですか!逆にそれぐらいのアルベルゲなんてどこにも見当たらないから特別な体験ができるかもしれない。今度行ってみようかな
だんだん霧が深くなっていく。
8時40分ごろ Ezkirotzに到着
8時40分ごろEzkirotzに到着。前のIllaratzを出発してから10分たらずで到着。カミーノ最短の街間なのでは?
このカミーノ巡礼の1ヶ月間でもこんなに短い距離で街が続いたことがないかも
そんな不思議な体験ができるのもカミーノデサンティアゴ巡礼の楽しみではないでしょうか!
大きな特徴はアヒルの放し飼いをしているところでしょうか。。
それが特徴ととられて良いものかと疑問に思いますが。ガイドブックを見てもアルベルゲの情報は見当たらない。
もともと霧がかっていたカミーノに朝日が出てきてとても幻想的な雰囲気になってきた。
なんとか神々しい写真を撮ろうと奮闘して見たが、結果、残念な感じに終わるという。
9時15分ごろLarrasoana(ララソアーナ)に到着
徹底的にブログにアップするようにわかりやすい写真をとるセンスがないことにいつもブログを書きながら気づかされる。
2〜3個アルベルゲがあるような小さい町です。
ピレネー越えてから頑張ってララソアーナまで歩いて、翌日のパンプローナの観光を楽しむっていう人も中に入るみたい。
これまでに紹介した、IllaratzとEzkirotzよりもララソアーナの方が現実的に泊まる環境は整ってる。
だんだん神々しさが増してきます。いやーこの道はバリエーションが多くて楽しい。
まだこの時点では昨日の疲れをひきづっているものの、絶望的に疲れていない。
途中川沿いの道が現れる。
カミーノ始まって以来の川沿いの道にちょっとテンションが上がる。
うまいこと鏡ばりを狙って見たけどそんなにうまくいかなかった。そしてこのブログを更新してる時に気づかされる
現場の臨場感を伝えるのにもっと写真を頑張らねば、と!
10時10分ごろ Zuriain(スリアイン)に到着。
ちょっと巡礼者で賑わった、バルを発見。
今日歩き始めて役2時間30分ぐらいが経過して、本日の行程の半分を終了しようとしていたところです。
ここで初めてまとまった休憩をとりました。10〜15分ぐらいですけどね。ザックを下ろして『休憩したな〜』って実感したのはここが初だということで!
良いな〜
のどかに巡礼者が足を休めてる感じがたまらない。ちょっとづつではあるが、『カミーノ巡礼に来た』という実感が湧いてくるそんな瞬間。そしてその自分に酔えるという最高の瞬間。旅人の自己陶酔感はそんなに好きな方じゃないけど
『旅してる、俺カッケー!自由人最高!』みたいな感じが好きじゃないけど。
いざ自分がその立場になってみると、なんとなくですが気持ちがわかる気がする。
なんだLa parada de Zuriainって。バルやらカフェならわかりやすいけど。
『Parada』ってなんだろう。バスク語かな。
スペイン語の翻訳で調べて見たら『停止』って。休憩所ってことかな
がっつり国道沿い。空が綺麗。
舗装された道は足の負担が大きいから大変。
また少し森の中に入ったところにこんな廃墟みたいな建物がある。
もともと、なんのためにあったのかヨクワカラナイ。結構、街から離れてるから。なるべくしてなった廃墟なんでしょうね。
11時ごろ Zabaldika(サバルディカ)に到着
サバルディカに到着。
何と無く気になったのがこのアルベルゲ。プール付き!
この後もカミーノ巡礼中にプール付きのアルベルゲ何個か出てくるんだけど、本当にアルベルゲにプールなんてついてんのかな?誇大広告なんじゃないかって思っちゃう。
ちょっとパンプローナを諦めてこのアルベルゲでも良いんじゃないかって誘惑がある。
ちょうど結構体力的にしんどくなってきた頃だしね。
サバルディカは大きな川があってそこで釣りをしている人もいた。
綺麗な街、のどかなスペインの田舎、自然に密接した感じ。
ちょっと移住を考えたくなる瞬間。釣りを楽しむ休日とか楽しそう。周りに何にもなさすぎて一年も居れない可能性もあるけどw
この後もカミーノ巡礼中に魅力的な街がなんども現れるたびに老後はアルベルゲをひっそり経営するのもアリなんじゃないか!って思う。
サバルディカの街を越えると山道に突入。
こっからちょっとした下りに突入。
山道も晴れててとても気持ちがいい。
12時30分ごろ Trinidad de arre(トリニダー・デ・アレ)に到着
ここもスビリに続いて橋が特徴的な街ですね。トリニーダデアレ。
もうこの辺でかなり心が折れてますw
もうこの街で泊まろうかなって思うくらい。パンプローナまで4km県内。
『あと1時間歩くか、もうここで終わりにするか。でも、あと1時間か〜』って感じで、心がかなり揺れ動いていました。
案外街がでかい。この後もパンプローナまで街が途切れることなく続く。
ここに泊まってもなんら問題なさそう。ここで少し休むけど、体が変にリセットされて帰って辛くなる。
歩くモード→完全OFFモードになった
目の前に見えてるのが確かこの街で一軒しかないというムニシパルのアルベルゲ。
ここを通り過ぎてパンプローナの方まで歩いてしまって後で辛くなって引き返したくなってもさらに辛いだけ。
4km圏内なんて嘘ついた。実際には5km近かった。
この5kmが果てしなく辛い。街中は景色の移り変わりが早いから体感時間はそんなに遅く感じない、なんてのは嘘
辛すぎて足取りが重たくなって体感時間は倍以上。むしろ1時間で歩ける距離が単純に倍になっただけ。
大都市が近づいてきた片鱗が見え始めた。
街中の人もなんだかかなりデカ目のバックパックを持った日本人が辛そうに歩いてるって感じの眼差しを送ってくる。
体がバックパックの重さで後ろに持ってかれそうになったので必死に前かがみで歩いてたから余計そんな風に感じたのかも。
スペイン語なのかバスク語なのかわからないけど何度か話しかけられた。
笑顔で返せる余裕もなく無愛想な日本人に写ってたかもしれない。すいません。今度この道を歩くときはもっと笑顔が振りまけるように頑張ります。。。。
やたら景色がいいのに、体が言うことを聞かない。
『景色綺麗すぎやろっ!』って疲れを吹っ飛ばそうと頑張って無駄に突っ込んでみるけど疲労とはそんなに簡単なものではなかった。
もう、パンプローナについたらポストオフィス探そう。重さの原因は知ってる。無駄にハイスペックな寝袋だ。
日本に送るのは高そうだからゴールのSantiago(サンティアゴ)まで送ろう。そう決心した瞬間でもあった
グイグイ後ろから他の巡礼者に抜かれる。
ここで勝負しても意味はないから自分のペースを守る。そもそも自分のペースを守ることで必死だった。
この調子だからかなりの人数に抜かれて、果たしてパンプローナで僕が泊まれるアルベルゲは残ってるのかな?
体力の他にそんな不安もよぎってきた。出発時間も遅かったかな〜って少し反省
『この橋を渡ったらパンプローナ、この橋を渡ったらパンプローナ、この橋を、、、、』と心の中で奮い立たせる。
過度な期待は時には辛いけども、そこまでしないとまともな精神状態は保ってられない。
だいたいこういう時の期待は裏切られるもの。
橋を渡ったら、お城の城壁みたいなのに囲まれた道になる。
ここがパンプローナだって!いうわかりやすいサインはなかったけど、景色が一気にガラッと変わって、だんだんパンプローナに近づいてきたと実感がかなり出てきた。
こんな立派なもんをくぐったらパンプローナにつきます。
異国の地の刻一刻と変わりゆく景色に心を奪われつつ、疲労感も増していきます。。
カミーノデサンティアゴの道は世界遺産にも登録されていて、世界遺産にションベンする贅沢な犬もいたもんだな。と思い思わず写メ。
特に意味はありません。
おっ!パンプローナが見えてきた!
14時20分ごろ パンプローナの街に到着。
無事に14時をすぎてやっとパンプローナの街に到着しました。
歩いた距離にして20km弱、所要時間が7時間近くかかるという。
この前のピレネー山脈越えの時が歩いた距離が27kmで所要時間が7時間かかったのに対して、今回は距離が短いのにピレネー山脈越えの時と同じだけ時間がかかってる。
いかに辛かったのかを数字が物語ってる。
というわけで今日はこの辺で!
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